『実際に介護をしてみて感じたこと』
こんにちは。現在介護士をしているmaanaです。
今回は、私が介護の仕事をした際に思ったことを書きたいと思います。
私が以前勤めていた病院には、脳卒中の後遺症で麻痺を抱えた患者さんがたくさんいました。
身の回りのお手伝いをしていると、健康な人がいかに普段、両手両足を使いこなして暮らしているのか、また片麻痺や手が不自由な方がいかに苦労しているのか、身にしみてわかります。
片側の手足だけで着替えをしたり、身じたくしたりするのはとても大変で時間がかかります。ちょっと自動販売機で飲み物を買うだけでも、手が不自由だと財布を開けるだけで一苦労です。まっすぐ歩くことでさえバランスを崩しやすくなるので、油断をすれば転んだりケガをしたりする可能性もあります。患者さんたちは一生懸命リハビリをしていましたが、病気をきっかけに今まで出来たことでも諦めなければならない場面をたくさん見てきました。
「もし、もうちょっと患者さんに寄り添う便利なものがあれば、今まで通り暮らせるかもしれないのに…」といつも思っていました。杖や靴などの歩くことを補助する道具は介護保険の対象なので、介護認定がおりた方なら割とリーズナブルに使うことができます。でも、本当の目的は歩けたその先の、今までやってきた生きがい活動や、社会人としての役割を果たせるようになることです。「歩けた先の動作を補助する物が必要だなあ」とつくづく思います。