バリアフリーとは

barrierfree

バリアフリーとは 

バリアフリーは欧州では1950年代から使われている言葉であり、アメリカでは1961年ジョン・F・ケネディ大統領が朝鮮戦争の傷痍軍人に対してバリアフリー法案を制定したことにより広がりを見せた。日本ではその3年後に行われた東京オリンピック及びパラリンピックで世界とのバリアフリーに対する意識の違いを痛感し今日まで様々なかたちで発展してきた。

バリアフリーという言葉は直訳すると「障壁をなくすこと」という意味であり、正式には「高齢者や障害者が社会生活を送る上で障壁となるものを取り除くこと」(引用:大辞林)と定義されている。具体的には車椅子用のスロープや歩行の補助となる手すりなど当たり前のように社会に組み込まれているものが多数存在する。

現在では物理的なバリアフリー に加えて社会制度や人々の意識など目に見えないバリアフリーも着目されている。障害の有無、年齢、性別に関わらず全ての人が自立的に生活を送ることができるような社会を目指す。そのために互いを尊重し、一つでも多くのバリアを取り除いた社会整備を実現することが求められている。

2021年、半世紀以上の時を経て再び東京でオリンピック・パラリンピックが開催される。今度は日本のバリアフリーが世界を驚かせることを期待してやまない。