『使えるものは使っていこう!その2』
こんにちは。3年間、母の介護を経験した香田と申します。
私が、介護期間中に経験して「後悔したこと」について書きたいと思います。 当初、私は介護の経験はもちろんのこと、知識も圧倒的に不足していました。 そのため、介護生活が始まってかなりの期間が経つまで、介護保険などの申請をおこなっていませんでした。
恵まれたことに、私は専業主婦として自宅にいることが長かったので、はじめのうちはあまり不自由に感じていなかったということが原因といえるでしょう。 今では、「早く利用していれば、後々金銭的にストレスを感じずに済んだのに」と後悔しています。
次に、介護グッズについてです。
近年では、さまざまな介護グッズや介護の際に役立つ商品が発売されています。
例えば、「握力が弱くてもペットボトルを開けられるグッズ」は、介護される側の人(私の場合は母)が、すべてのことを任せきりになることの抑止力となると考えています。些細なことかもしれませんが、そういった自立的な行動を一つでも増やすことは、認知症の進行を遅らせることになるのではないかと思うと同時に、介護する側の人間の負担軽減にもなります。
そうした、制度やモノを積極的に取り入れていくことが、介護生活をうまく乗り切る秘訣ではないかと、今では思って止みません。