『お釣りの渡し方』

こんにちは。

都内で介護士をしている笹岡と申します。

今回は、視覚障害者の方と一緒に買い物をした際に、感じたことについて書きたいと思います。

先日、「どうしても欲しい財布がある」とのことで、大手デパートでの買い物に付き添いました。

お財布の値段は12,000円ほどで、使い勝手の良さそうなものでした。

「会計は自分でやりたい」と言われたので、少し離れたところから見ていることに。

ちなみにその方は、白杖を使っており、目が不自由なことは周りから見てもすぐにわかります。

お会計の際に20,000円を出し、お釣りの8,000円と小銭を受け取る際に「あっ」と思ったことがあります。

それは、店員さんがお札と小銭をまとめて渡していたことです。

店員さんは何も悪くないのですが、案の定お釣りをお財布にしまう際にまごついてしまい、後ろに列ができてしまっていました。

普段、私たちにとっては何気のないことでも、障害を抱える方にとっては困難なことが数多く存在します。

そうしたことを一人でも多くの方が理解し、意識することが今後のバリアフリーの発展には必要不可欠ではないでしょうか。

ほんの数秒の出来事でしたが、いろいろと考えさせられてしまう瞬間でした。